10年前の自分に会ってきました。
長男は生まれつき、ハンディをもっています。
その息子がまだ幼いころ、4年間、毎日通った特別支援学校の隣にある公園。
その場所にふとたたずんでみた時、思いがけず、涙があふれてきました。
もくじ
渦中にいる時にはわからないこと
この公園で、子供たちが療育を受けている間に、
仲良しママ友達と缶コーヒーを飲みながら。
あるいは放課後、子供たちを遊ばせながら。
いっぱい話をしたし、いっぱい笑ったし、
いっぱい泣いた場所でした。
当時は何もかもが不安で、何もかもに一生懸命で、
自分のことなどまったく考えられなくて、
言うこときかない息子に困って、
イライラしている自分が嫌で、
なのにそんな自分から逃げ出すこともできなくて。
本当につらい毎日でした。
今思えば、楽しいこともたくさんあったはずなのですけれど。
視点を変えた質問
「ここに、10年前のあなたが座っているとしたら、今のあなたは何と声をかける?」と、一緒にいた人に、ふいに質問されました。
でてきた答えは、「よくがんばっているね。絶対だいじょうぶ。絶対だいじょうぶだからね。」
今、目の前で、若いお母さんが、もし心細そうにしていたら、
わたしは、そう、声をかけるのだな、と思いました。
だとしたら、これからのわたしの10年。
どうなのでしょうね。
「絶対だいじょうぶ。」
10年後のわたしは、きっと今のわたしにそう言うような気がします。
「絶対だいじょうぶだからね。」過去にタイムスリップした時間は、
わたしに未来も少し見せてくれたようでした。
心に寄り添うための対話
今がんばっている最中のあなた。
10年前の自分がそこに座っているとしたら、
その自分になんと声をかけますか?
もしくはそばに、歯を食いしばってがんばっている人がいるあなた。
その方の心に寄り添うとしたら、
どんな言葉をかけることができそうですか?
チームでがんばるために、チームメンバーとも、
ご自身とも、じっくり対話する時間がとれたらいいですね。
これからあわただしい時期にはいっていきます。
こういう時こそ、少しの時間でもいいので立ち止まって、
対話してみていただけたらと思います。
【感動経営のための質問】
「10年前の自分になんと声をかけますか?」
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この質問を、ぜひご自身に問いかけてみてください。
何か気づいたことがあれば、是非、行動にしてみてください。
気づくことも大事ですが、行動することがもっと大事です。