「事を成すための真の勇気は、(前進のために)橋をつくることではなく、(後戻りできないように)橋を壊すことである。」
先日読んだ本の中に、その言葉があり、
わたしはかなりどきっとしました。
わたしはそこまでの覚悟をもって、
前に進んでいるだろうか。
“小さく始めてみる”
私は、小さく始めてみる。
それでOKと感じればやり続ける。
違うな、と感じれば、方向・方法を変えてみる。
そういうかたちで、自分のビジネスは展開してきたし、
そうすることで、臆せず前に進み続けることができているけど、
本当の夢をもった時、あるいは、本当の志をかかげた時、
本当の決意をした時には、
退路を断つ、
くらいの強さがいるのですね。
そんな決心は、おそらく、もう、
私の人生にそんなに多くないはずです。
その時に、この言葉を思い出せるようにしたいと思いました。
このひとの想いを聴きたい、と思ってもらえるか
世の中の社長やリーダーの多くは、この不退転の覚悟で、
日々を過ごしておられるのではないかと思います。
関わらせていただいているリーダーの方々の顔が浮かんできました。
その社長やリーダーの想いに、
社員やスタッフは心を沿わせているのだろうか。
そんな疑問も、ふとわいてきます。
リーダーのひとつの資質として、
“この人のいうことを、是非聴きたい。”
そう思われる人である、ということがあると思います。
自身の言葉で、誠実に語れるか。
自身の想いを、まっすぐに伝えることができるか。
ねぎらいの言葉を、惜しみなく与えることができるか。
これからの展望を、わかりやすい言葉で語れるか。
この人の話を聴きたい。
この人の想いを理解したい。
そう思われるリーダーでいることが、
リーダーに求められる資質の一つではないかなと、感じています。
そういうリーダーが、不退転の覚悟を語るとき、
会社は大きなチャレンジを、
確信をもって、進めていくことができるのではないでしょうか。
参考図書:「ぶれない『自分の仕事観』をつくるキーワード80」 村山 昇 著
【感動経営のための質問】
「あなたの想いを、知りたいと思ってもらえるために、日頃できることはなんですか?」
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この質問を、ぜひご自身に問いかけてみてください。
何か気づいたことがあれば、是非、行動にしてみてください。
気づくことも大事ですが、行動することがもっと大事です。