チームでつくる、感動経営のレシピ(36)『あなたの行動の原動力は何ですか?』

もくじ

公益社団法人「難病の子どもとその家族へ夢を」

先日ある方と知り合いました。

その方は、公益社団法人「難病の子どもとその家族へ夢を」http://www.yumewo.org/index.phpを立ち上げて、活動をしておられる大住力さん。

“GIVE&GIVE”(自らができることを人に差し出すことで人生をより豊かに)の精神を軸に、難病と闘う当事者である子どもだけでなく、家族全員を応援する活動をしておられます。

例えばディズニーランドやUSJ、沖縄のリゾートなどにその家族を招待し、企業などから研修の一環として派遣されたボランティアスタッフがサポートに入り、家族に楽しいバケーションを過ごしてもらう活動を展開。

プログラムの中には、家族ごと美容院に招待して髪を整えてもらう時間もあります。普段看病で精一杯のお母さんにとっては、夢のような時間だと思います。

そしてお母さんが綺麗になることは、子どもたちにとってもお父さんにとっても、嬉しいことですよね。

活動の核になる“想い”

その活動の真意を尋ねてみました。

大住さんが本当にしたいことは何なのか。

すると答えは、家族を招待することも大切なのだけれども、それ自体が目的なのではなく、その家族と社会の様々な人とをつないで、かわいそうとか、気の毒とか、特別なこととして接するのではなく、どのような状況でも、どのようなハンディでも、“普通”に接していけるような社会をつくること。

それが大住さんの本当にしたいことだと話してくださいました。 

その人の想いの核に触れた時、心が動きます。

応援したい人、応援したい会社とは、そういう想いを伝えてくれるものではないかなと思います。

大住さんの行動の原動力は“想い”だとおっしゃっていました。

とても力強く想いました。経営理念や行動指針も大事ですが、その先にある想い。是非言葉にして伝えてみませんか。

【感動経営のための質問】

「想いを語っていますか?」

 

この質問を、ぜひご自身に問いかけてみてください。何か気づいたことがあれば、是非、行動にしてみてください。気づくことも大事ですが、行動することがもっと大事です。