チームでつくる、感動経営のレシピ(42)『相手の立場になれていますか?』

やっぱり俺がリーダーをすればよかった

企業研修で実施しているビジネスゲームの中に、チームワークを高め、リーダーとメンバー(フォロワー)の役割を体感したうえで、自分の実際の業務において、どう行動していくことができるかを考えるゲームがあります。

まずグループの中でリーダーを一人決めてもらうのですが、あるグループでは、新人さんが、リーダーになりました。

リーダーはある指示書をもっていて、それをもとにメンバーに指示を出し、メンバーはその指示に沿って課題をクリアすべく取り組むのですが、メンバーからすると、その新人さんのリーダーシップが心もとない。

思うように進まない課題を前に、数分後、メンバーの一人が少し苛立ちながら、つぶやきました。

「やっぱり俺がリーダーをすればよかった。」それは、普段リーダーのポジションにいる方の声でした。 

清々しい「ごめん」

ゲームが進行し、なんとか課題をクリアしたのちに、このゲームのなかでリーダーが、何をもとに指示をしてチームをまとめなくてはならなかったかを公開しました。

その時、「やっぱり俺が・・・。」と言っていた方は、「これは難しい・・・。」とおっしゃって、不平不満を口にしたことを、その場で即座に謝られました。

「こんなに大変だったんだ。知らずにごめん。」と。その態度はとても清々しいものでした。 

想像力をフル稼動で、本気で相手に身になってみる

相手の立場になる、ということは、小学校、いえもっと小さい頃から言われていることで、頭ではもちろんわかっていることなのですが、【知っている】と【わかっている】は違う。

【わかっている】と【できている】も全然違う。

相手の立場になってみる。

それを本気でしてみていただけたらと思います。あなたの目の前にいる人の立場に、一度、心から、想像力をフル稼動して、なってみていただけたらと思います。

そうすると、見えてくるものが、何かあると思うのです。

【感動経営のための質問】

 「相手の立場になってみて、見えるものは何ですか?」

 

この質問を、ぜひご自身に問いかけてみてください。何か気づいたことがあれば、是非、行動にしてみてください。気づくことも大事ですが、行動することがもっと大事です。