チームでつくる、感動経営のレシピ(44)『最近、あなたが感謝したいと思った出来事は何ですか?』

もくじ

7つの視点から観ている経営

2012年4月から、45回に渡り、業界紙に連載させていただいた記事を元に、このコーナーを展開してきました。今回をもって最終回となります。

私に経営を語る資格があったのか、今でもわかりませんが、リーダーを支える『社長の妻』として。自らが組織全体をみる『取締役』として。現場の細やかな問題をみる『事務スタッフ』として。戦略をしぼっていく『質問家』として。楽しみ・学び・成長するというプロセス自体を大事にする『フローマネジメントインストラクター』として。社員・スタッフの成長を見守る『母』として。営業マンに求める人間力を観察する『主婦』として。

そんな7つの視点から、日々の企業活動を見守る中で感じてきたことをお伝えしてきました。

真っ正面からまっすぐに進んで行きたいところ

また弊社内の事業部として立ち上げた響流(こうる)では、万一に備えたあと、普段の生活をいかに楽しく、元気に、夢にむかって、あるいは幸せを感じながら暮らしていけるか。

イベントの主催、定例の勉強会、個人セッションなどを通してサポートさせていただく活動をしています。その活動から感じたことなども書かせていただきました。

研修などでは、モチベーション、コミュニケーション、マネジメント、リーダーシップ、チームビルディングといったカテゴリーでお話をさせていただきますが、何をするにも一番大切なことは、スキルやテクニックではなく、マインドだと思っています。

そう思えるようになったのも、聴覚にハンディのある息子を育ててきた19年があるからこそと感じています。発音や語彙力といったものも大事ですが、もっと大切なことは、目の前の人に関心をもって、その人のことをどうしてもわかりたいと思う気持ち、その人にどうしても伝えたいと思う気持ち、だと思うからです。

仲間にしっかりと興味をもって、対話して、ゴールを共有する努力を怠らず、しっかり観て、ねぎらって、一緒に笑っていけば、必ず、目標は達成すると思います。

私はそこに向かって真正面から、まっすぐに、これからも進んでいきたいと思っています。

ご縁をいただいた皆さまに、心から感謝申し上げます。ありがとうござました。

【感動経営のための質問】

「その感謝を、どんな方法で伝えますか?」

 

この質問を、ぜひご自身に問いかけてみてください。何か気づいたことがあれば、是非、行動にしてみてください。気づくことも大事ですが、行動することがもっと大事です。