チームでつくる、感動経営のレシピ(3)『リーダーとは。』

平素行っている企業研修でもさせていただくことなのですが、自社における若手勉強会でも、リーダーシップについて考えました。どんな言葉も、“○○とは。”を考えることはとても大事だと思っています。人それぞれ、とらえかた、感じ方、つまり言葉の定義が違うからです。その違いに気づかないまま物事をすすめていると、小さなズレが、徐々に拡大していきます。

もくじ

みんなが考えるリーダー像って?

“リーダーとは”を出し合って、出てきた答えは、
責任をとる人。
あきらめない人。
まとめる人。
ひっぱる人。
全体を俯瞰できる人。
支える人。
決断する人・・・。

これをすべてしなくてはならないとしたら、リーダーは本当に大変です。

でも、少し違う視点の答えも出てきました。

メンバーをやる気にさせる人。
メンバーを輝かせる人。
勇気づける人。
楽しむ人。
気配りできる人。
助けながら、助けてもらう人。
応援する人。
与える人。
支援する人。

最初の一歩は、笑顔。

私たちのチームでは、すべてのメンバーが、何かしらのプロジェクトリーダーになっていて、そのリーダー役が少し重荷になっているメンバーがいました。

でも、
与えることでリーダーといえるなら、
応援することでリーダーといえるなら、
自分には何ができるだろう?と考えた結果、
「笑顔でメンバーを応援することはできる。」と、
自分なりのリーダーの在り方を見つけ、
彼は着実にプロジェクトを進め始めました。

“やらねばならないリーダー”から、
“仲間を応援し、応援されるリーダー”に育っていったのです。

最初の一歩は“笑顔”だったかもしれませんが、
そこに芽生えた小さな自信・確信が、
彼を徐々に成長させたのではないかと思います。

○○とは、をみんなで考えてみる。

経営理念にある言葉の一つ一つ。

例えば私たちのチームの場合、
“信頼とは?” “幸せとは?” “地域に貢献するとは?”
を出し合ってみる。

そういう地道な言葉のすりあわせが、
スタッフ全員の、観る方向を、一つにしていくように思います。


【感動経営のための質問】

あなたが思う“リーダー”とは、どういう人でしょうか?

[                                 ]

この質問を、ぜひご自身に対して投げかけてみてください。答えはいくつでもかまいません。そして、皆さまの組織のお仲間にも投げかけてみてください。どんな答えも正解です。その違いを知ること、楽しむことから、組織がまとまっていくと思います。